Dean&Dalrympleの科学者・工学者のため波浪力学教科書は海岸工学者の聖書(Bible)とよく言われる。私はスタンフォード大学院生の頃、スタンフォードで波浪力学についての講義がなかったがこの科目を勉強したいと思い、教授にこの教科書を推薦された。他多数の大学はこの教科書を中心に講義を構成し、海岸工学に関するコンサルタント業界もよく利用する教科書だと言われた。
確かに私自身、学生、技術者、教員としてDean&Dalrympleの教科書をよく利用した。最初に波浪力学を基本の物理学から説明されるため、大学4年生からM1向きの講義・指導にちょうどういい。流体力学及び数学に関する理論の説明も込められている。長波長・短波長の動き方、分散式も易しく説明してある。実践的な設計・計算を活用し、多数の近似式・経験式を含めている。建設コンサルタントで技術者として勤めた時、Dean&Dalrympleをよく参考にした。
小振幅線形波浪理論に加えて、非線形波浪についても説明される。津波の計算をする際に特にこの部分をよく参考する。不規則波および波浪スペクトル・方向スペクトル、下底祖度によるエネルギー減少の具体的な計算方法が分かりやすく説明される。自身の研究として数値波メーカーを作成する際に、Dean&Dalrympleから解明される理論レビューもすごく役に立った。同様に、波浪による構造物・船舶における圧力の計算が必要だったとこの教科書は何回も参考にした。Dean&Dalrympleは基本の理論しか紹介しないが、工学的な課題ならば十分に発揮される。海岸構造物の設計・波浪力学を適用する際は、この教科書を強く推薦する。