予備調査

データ記録箇所

九十九里浜

3月13日:産業総合研究所

蓮沼周辺で津波の遡上限界を示すデブリの痕跡が海岸から約1km内陸の道路上に 発見しました.1/2.5万地形図の独標点を参考にすれば,その標高は1.8mです. また周辺の田んぼ(海岸から少なくとも1km以上)は水路を伝って海水が浸入して 水浸しでした. 片貝漁港では,ウォーターマークを15:18の海面から計測した結果,3.8mでした. 一方,真亀川や南白亀川の河口付近では,標高約4mの堤防すれすれまで浸水した 痕跡が見つかりましたが,それより内陸への浸水は少ないようでした.

日立市

14日:産業総合研究所

久慈川河口付近では標高値は不明ですが,市街中心部でウォーターマークから 132cm以上の浸水深を計測しました. 十王町ではこれまで産総研が津波堆積物調査によって古津波の浸水痕跡を 確認していた地点で今回の津波との比較を行いました.海岸線の位置や堤防の 有無などの違いもありますが,今回の浸水域は古津波よりも小さい範囲でした.

大洗・那珂湊周辺

14日:産業総合研究所

大洗港周辺の3地点でウォーターマークを15:29の海面から計測し,4.4~4.8m. 浸水深は1.0~1.5mでした. 那珂湊の漁港そばでも3地点でウォーターマークを17:20の海面から計測し, 3.3~3.6m.浸水深は1.3mでした.

データ

写真