【現地調査結果/大阪府】【現地調査結果/徳島県】
ヒアリングを行った漁協は,下記の通りです.
時間の都合で直接ヒアリングできなかった漁協は,明日電話でヒアリング を行う約束になっております.
淡路島の地形の特性上と過去の津波体験から今回の津波に対しての 避難の状況と日頃の訓練状況にかなり温度差があることがわかりました.
沼島に関しては,今回の津波の避難開始から完了(島民全員)の時系列データ 点呼方法まで細かく記載した資料を頂きました. また,今回の震災(三陸)を教訓に避難所(学校)から高台にあるヘリポート までの山道の整備を本日,島民で行っているとのことで,津波防災に対する高 い意識に感心させられました.
淡路島で唯一被害のあった,浸水ではなく養殖筏の流出があった福良では, 福良港の防波堤護岸設置による,津波の引き潮時の流速増加によって,筏が 流出した可能性が高いこともわかりました.
おおむね淡路島南部では,津波は,干潮時に約60cmの高さで3波ほど来襲し 干潮時と言うことと津波高が低いことから被害はありませんでした. 福良漁港では,防波堤による影響で津波の引き潮時に流速が増加し筏が流出し ました.また,上記の影響により津波高が120cmであったとの証言がありますが 目視のため,今後の潮位データとの検証を行うこととします.