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予備調査

データ記録箇所

淡路島南部

  • (3/16) 大阪大学・京都大学 調査は,漁協に対してヒアリング調査を行いました. 津波高に関しては,干潮時に60cm程度の津波が来襲しており,常時潮汐の 満潮水位以下にに津波高が位置するため,津波の痕跡が計測できませんでした. しかし,淡路島内での験潮所でのデータが入手できるため後日,津波高に関し てはご連絡します.

ヒアリングを行った漁協は,下記の通りです.

  • 洲本漁協,由良漁協,沼島役場,福良漁協

時間の都合で直接ヒアリングできなかった漁協は,明日電話でヒアリング を行う約束になっております.

  • 南淡漁協,南あわじ漁協,湊漁協

淡路島の地形の特性上と過去の津波体験から今回の津波に対しての 避難の状況と日頃の訓練状況にかなり温度差があることがわかりました.

沼島に関しては,今回の津波の避難開始から完了(島民全員)の時系列データ 点呼方法まで細かく記載した資料を頂きました. また,今回の震災(三陸)を教訓に避難所(学校)から高台にあるヘリポート までの山道の整備を本日,島民で行っているとのことで,津波防災に対する高 い意識に感心させられました.

淡路島で唯一被害のあった,浸水ではなく養殖筏の流出があった福良では, 福良港の防波堤護岸設置による,津波の引き潮時の流速増加によって,筏が 流出した可能性が高いこともわかりました.

おおむね淡路島南部では,津波は,干潮時に約60cmの高さで3波ほど来襲し 干潮時と言うことと津波高が低いことから被害はありませんでした. 福良漁港では,防波堤による影響で津波の引き潮時に流速が増加し筏が流出し ました.また,上記の影響により津波高が120cmであったとの証言がありますが 目視のため,今後の潮位データとの検証を行うこととします.

データ

写真

その他