論文番号 214

著者名 田 永軍・大島 巌・高橋美昭・都築 進・広松和親

論文題目 ホッキガイ生活史モデルによる港湾施設設置の影響評価

討論者 三村信男(茨城大,工学部 都市システム工学科)

質疑

 資源動態方程式(式(3))では,貝の移動による貝の増減の効果が入っていないが,この効果を含めた方がいいではないか?

回答

 ご指摘の通り,資源動態方程式自身には貝の移動による効果が入っていない。 ただし,着底後の資源個体数の変動を左右するのは自然死亡係数のMで,このM は現場調査の結果から得られた関数式を用いてシールズ数から推定している。従って,間接的ではあるが,資源動態方程式には貝の移動の効果が入っていると考えられる。

 なお,ホッキガイにとって生活史段階によって移動の効果が大きく異なると考えられるので,特に着底後の稚貝について,我々は現在波浪による輸送モデルを構築して波浪による稚貝の輸送効果について検討中である。

 

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