論文番号 139

著者名 小林昭男,織田幸伸,東江隆夫,高尾誠,藤井雅樹

論文題目 津波による砂移動に関する研究

討論者 岩崎敏夫(東北大学名誉教授)

質疑

 1.造波機がフラッター式であるが問題はないのか.

 2.境界層内の流速分布は対数分布に合うのか.

 3.砕波による砂移動が重要であると考えるが,如何か.

回答

 1.図−2に示した模擬海底の水平床のNo.2において,流速を計測したところ,長波近似を満足していたので,問題はないと考えられる.

 2.本実験は非定常流れであったが,境界層内の流速分布は,定常の粗面乱流の対数則に良くあっていた.

 3.砕波時には,巻き上げ現象が顕著になるなど,地形変化への影響は大きいと考えられる.今後の検討課題としたい.

 

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